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「面接には進めるのに、ESでいつも落ちてしまう」 「何社出しても書類選考が通らない」
私は新卒採用向けメディアの営業を経て、Web企業で新卒採用担当として、実際に学生のES選考に携わってきました。現在は医療機器商社で中途採用を担当していますが、当時の経験から言えるのは、ES落ちには明確な”型”があるということです。
「頑張った経験がない」「文章力がない」から落ちているわけではありません。むしろ多くの学生は、書き方の”クセ”にさえ気づけば通過率を大きく上げられます。この記事では、採用側の視点から見えてきた「落ちるES」の共通パターン7つと、今日からできる改善方法を紹介します。
落ちるES 理由1|設問に正面から答えていない
「学生時代に力を入れたことは?」という設問に対し、結論を書かないまま長々と経緯だけを説明しているESをよく見ます。採用担当は大量のESを限られた時間で確認します。
そのため、設問への答えが最初の1〜2行にないと、それだけで印象が薄くなります。
改善のヒント:最初の一文で「私が力を入れたのは〇〇です」と言い切る。
落ちるES 理由2|行動ではなく「感想」で終わっている
Before:「アルバイトでリーダーを務め、メンバーをまとめました。大変でしたが、やりがいを感じました。」
これは非常によく見る文章ですが、採用担当からすると「何をしたのか」が一切わかりません。「まとめました」は結果であって、行動ではないからです。
After:「アルバイトでリーダーを務めていた際、メンバーの出勤希望をヒアリングし直してシフトの偏りを解消したところ、遅刻・欠勤が月3件から0件に減りました。」
行動→結果の因果関係が見える文章にするだけで、印象は大きく変わります。
改善のヒント:「〜しました」で終わる文の前に、「具体的に何を、どうやって」を必ず一段階足す。
落ちるES 理由3|本人の役割・貢献が見えない
「チームで文化祭の出し物を成功させました」というエピソードは非常に多いのですが、**「その中であなたは何をしたのか」**が抜けていることがほとんどです。チームの成果を、あたかも自分一人の成果のように書いてしまっているESは、採用担当から見ると評価しづらいというのが正直なところです。
改善のヒント:「チームが」ではなく「私が」を主語にして書き直してみる。
落ちるES 理由4|他の学生との差別化ができていない
★採用担当として特に多いと感じた落選理由
これが、新卒採用担当としてESを選考する中で特に多く感じた落選理由です。
「アルバイトでリーダーとして頑張った」「サークルの代表として尽力した」というエピソード自体は、実は毎年何百枚も読みます。エピソードの”種類”で差はつきません。差がつくのは、その人ならではの「気づき」や「工夫」がどれだけ具体的かという部分です。
同じ「アルバイトリーダー」の経験でも、
- 何に気づいたのか
- なぜその工夫をしようと思ったのか
- 他の人ではなく自分だからこそできたことは何か
私が担当していた選考では、私が担当していた選考では、ここまで具体的に書けている学生は決して多くありませんでした。逆に言えば、ここを意識するだけで一気に上位に入れます。
落ちるES 理由5|志望動機がその企業でなくても成立してしまう
「貴社の理念に共感しました」だけで終わる志望動機は、正直なところ他社のESにそのまま流用しても違和感がありません。採用担当は同業他社のESも大量に見ているため、こうした「使い回し可能な文章」には敏感です。
改善のヒント:「なぜ同業他社ではなく、この会社なのか」に一文で答えられるかを自分でチェックする。
落ちるES 理由6|誤字脱字・文字数オーバーなど基本的なミス
誤字脱字そのものですぐ不合格になるとは限りません。ただし、文字数制限を守っていない、企業名を間違えている、指定フォーマットを無視しているといったミスが重なると、「提出前に確認する習慣がないのでは」とマイナスに捉えられる可能性があります。特に企業名の間違いや、「御社」「貴社」の使い分けなどは、提出前に確認しておきたいポイントです。
落ちるES 理由7|自己PR・ガクチカ・志望動機に一貫性がない
自己PRでは「粘り強さ」を強みとして挙げているのに、ガクチカのエピソードは「要領の良さ」を証明する内容になっている、というように、設問ごとにアピールポイントがバラバラになっているESもよく見られます。全体を通して「この人はこういう人だ」という像が一つに定まっていないと、印象に残りにくくなります。
まとめ|通過率を上げる3つのステップ
ここまで紹介した7つの理由の多くは、実は**自分では気づきにくい”クセ”**です。だからこそ、以下の3ステップで客観視する機会を増やすことをおすすめします。
- 自分でチェックする:上記7つのポイントに沿って、書いた文章を見直す
- AIに指摘してもらう:文章の分かりにくい部分や、行動と感想が混ざっている箇所をAIに客観的に指摘してもらう
- それでも不安なら、第三者に見てもらう:家族や友人、あるいは就活のプロによる添削サービスなど、自分と利害関係のない第三者の目を通すことで、独りよがりな文章になっていないかを最終確認できる
特に理由4「差別化ができていない」は、自分一人ではなかなか気づけないポイントです。最後の仕上げとして、キャリアセンターや採用経験者、就活の添削サービスなど、第三者にESを見てもらう方法もあります。
次にやることが決まっていない方へ
- 誰かに客観的にチェックしてほしい →エントリーシート(ES)添削をしてもらう方法
- そもそも今どの企業のESが締切間近か把握したい → 28卒向けインターンシップ ES締切
よくある質問 - Q. ESが1社通らなかっただけで落ち込む必要はありますか? 1社の結果だけで自分の全てが否定されたわけではありません。ただし、複数社で同じ理由で落ちている場合は、この記事で挙げた7つのポイントのどこかに当てはまっている可能性が高いです。1社ずつではなく、複数のESをまとめて見直してみることをおすすめします。
- Q. 添削サービスは使った方がいいですか? 必須ではありませんが、自分では気づけない「差別化不足」は第三者の目が入って初めて見えることが多いです。まずは無料でできる自己チェック・AIチェックから始め、それでも通過率が上がらない場合に検討するのがおすすめです。詳しくはES添削はAIだけで十分?もあわせてご覧ください。
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